そんな三上が「文春オンライン」特集班の独占インタビューに答えた。AV女優としての心境の変化から、自身の恋愛・結婚、元アイドルとしての追想まで。AV女優としては“センター”を掴んだともいえる三上が語る“現在地”とは
ゆあ記者
そもそも、AV業界に入ろうと思ったきっかけは?

三上悠亜
この業界ならナンバー1を獲れるんじゃないかと思ったのが一番ですね。私は過去にアイドルとしても活動していたことがありましたが、いろいろと不祥事を起こしてしまって、向いてないんだと思って(笑)。路頭に迷っていた頃、AVのお話をもらって、やるんだったらちゃんとやろうと決めました
ゆあ記者
別のアイドルグループに入りなおすことは考えなかったんでしょうか。


三上悠亜
私の中では、アイドルって10代のうちからずっと頑張り続けて磨くものなんです。私は20歳のときにグループを卒業してしまったので、そこからまた“振り出しに戻る”っていうのは全然考えていませんでした。
三上悠亜
でもバイトもしたことがなかったので、このままじゃ社会に出れないと思って。どうにか芸能界にしがみつこうと思ってましたね。もちろんAVのお話をいただいた時には葛藤はあったんですけど、自分のなりたい“先”を見ました
三上悠亜
当時思い描いていたのは、『自分の買いたい物を躊躇なく買える』、とかそんな程度の浅はかなことです(笑)。ただ、華やかに生きたいという気持ちが20代前半の時は強かったかもしれないですね
ゆあ記者
「デビュー作のギャラは世田谷区の2LDKの中古マンションが買える金額」だったと明かされていますよね。今も華やかに生きたい気持ち変わらないですか?
三上悠亜
維持はしたいですね。住んでいる家(の家賃)も、多分地元の名古屋に住んでいた時に比べたら10倍くらいになったのかな……数字の計算が苦手なので、正確にはわからないですけど(笑)
三上悠亜
めちゃくちゃ反対されました。反対どころか、3カ月くらい絶縁されました。今は全然そんなことないですよ。AVのお仕事に全面的に賛成してくれてるわけじゃないですが、Instagramだけはフォローして見てくれてるらしくて。『自分なりに生きてれば、いいんじゃない?』って言ってくれています
ゆあ記者
AV女優の卒業を考えたことはありますか?
三上悠亜
辞めるとかは全然考えてないですね。私は元々30歳くらいまではAVを続けようかなと漠然と思っていたんです。今は27歳で、30になるまではまだ2年半ありますし。デビュー当時は『やるんだったらちゃんとやる』程度に思っていたこのお仕事も、今は自分のなかですごく大切にしたいものの一つになっています
ゆあ記者
スキャンダルをバネにして飛躍したアイドルという点でも、三上さんと指原さんは共通しているように思います。2020年はAKBの紅白歌合戦連続出場記録がストップするなど、グループにとって大きな転換点となりました。在籍していたことを今でも思い出すことはありますか?

三上悠亜
「いえ、在籍していた事を忘れてしまうくらい、離れた存在になってしまいました。今は、私がAV業界に行ったことで、かえって注目されていますが、私個人としてはあんまり自分と近いものだと思っていないんです。 今でも仲良くしている子は何人かいるんですが、私のほうから誰々と連絡とっているとかは発言できないんですよね。やっぱり過去に不祥事起こしたことや、この業界にいることも良く思ってない人がいるかもしれないし、それは分からないので。だから私としては自分の在籍していたグループを“古巣である”とは意識しないようにしている部分があります。でも、AV女優としての私をこっそり『ファンだよ』って言ってくれるグループの子がいたりして、そういうのは嬉しいですね。その子には私のブランドの洋服をあげたりしました(笑)」
ゆあ記者
アイドルに戻りたい、とは一度も思わないですか?

三上悠亜
「全く思わないです。AVをやってしまったらもう絶対にアイドルにはなれない。もちろん『恵比寿マスカッツ』とか『HONEY POPCORN』とか、アイドル的な活動はさせてもらっていますし、女性ファンが応援してくれることでアイドルっぽい気持ちにはなれたりもします。 でも私の軸足はあくまでもAV女優。どんな仕事も『AV女優の三上悠亜がやってるからおもしろい』って私は思いますね」


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